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Works

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紀三井寺の蓮

寺社
オブジェ
 
素材/鉄
写真/武田伸之

和歌山県和歌山市南部にある救世観音宗総本山の寺院である紀三井寺。結縁坂と呼ばれる二百三十一段の石段を登ると和歌浦湾が一望でき、詩や歌など数多くの文学の舞台となっています。紀三井寺は、日本遺産「絶景の宝庫 和歌の浦」の構成文化財の一つとして認定されました。

紀三井寺さんから、天空カフェの庭に蓮のモチーフにしたお客様も楽しませられる鳥の憩いの場を作ってほしいと依頼がありました。

蓮と仏教は深い関係性があり、「蓮華の五徳」と「蓮華化生」という言葉から、蓮の世界を想像しました。実際に蓮を何度も見に行き、花の咲く姿を観察しました。鳥の集う場所を作る為、蓮の葉を水浴びの場とし深すぎず浅すぎず、水の溜まり場になるよう制作しました。蓮の葉の重なりを作る事で影を作り、時より鳥たちが餌をついばむ姿や水浴びする姿も見られます。

​和歌浦の絶景とともに楽しんでいただけると幸いです。

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